北アルプスデビュー②槍ヶ岳〜双六小屋〜新穂高

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双六小屋ついた〜!!最高の景色。f:id:KANAYOGA:20240817161411j:imageここまで進むのに色々ありました。

 

槍ヶ岳山荘でどん兵衛を流し食べ出発。

暗くなる前に双六小屋のテン場に到着してテントを立てたい!そんな思いがあった。

まっさんからはここから3つくらい小さな山を超える感じ。鎖場もあって危険な所もある。と聞いていた。赤岳で鎖場経験済みだし槍ヶ岳超えれたから大丈夫でしょ!と思っていた。

 

しばらく歩くと、岩にポツンと座って携帯をポチポチしてる、北海道から参戦のさろまっくすさん発見!!

まっさんです!カナです!と自己紹介。めちゃくちゃ笑顔でマイペースで元気そう。f:id:KANAYOGA:20240820230414j:image

これまですれ違った選手の中で1番元気なお顔だし、こんなにお喋りしてくれる人いなかったですよ!と伝えると、本当に?なんか元気出てきた!!と携帯をしまい、お支度をして歩きだした。

見えなくなるまで2人で見送った。

見えなくなっても楽しんで〜!と叫ぶと、はい〜!と遠くからお返事きた。なんか面白かった。

 

私たちも双六小屋目指して頑張ろう!と歩き出した。

んーー。。なんか変。

どん兵衛がソコにある感じで、だんだんムカムカしてきた。下りが特に胃が揺れて気持ち悪い。

まっさんにはまだ言わず、そのうち消化するだろうと少し我慢して歩いてた。

明らかにペースが落ちてる私。

まっさんが心配して何度も大丈夫?と振り向いて声かけてくれた。

大丈夫!と答えながら着いて行こうとするも、胃が揺れるとどん兵衛が本当に出てきそう。

おまけに雲も広がり、左の斜面側では風も出てきて身体が冷えた。

我慢できず…なんか、どん兵衛がここにあって気持ち悪いんよね。どん兵衛がぁ。と伝えた。

休憩タイムの少ないまっさんが一回しっかり止まって休憩しよう!と言うほど私が遅かった。

まっさんのアドバイスで、曇ってきたからサングラスを外し、ザックの胸のベルトを緩めて、上着を着て身体を温めて、水分多めに入れた。

そして再スタート。

一気にムカムカした感じがなくなった!自分でも驚くくらいの回復。

嘘みたいに良くなった!どん兵衛が下がった!元気なった!と伝えた。ペースも復活!

どん兵衛を流し込んだ、ザックのベルトを強く締めすぎた、曇ってるのにサングラスつけたままで視界が暗かった、身体が冷え消化が鈍った、のが今回の不調の原因だったのかも。

良いお勉強になった。

復活後、調子良く歩いてたら雷鳥発見!初めてみた。f:id:KANAYOGA:20240820221342j:image

鎖場も赤岳の時に比べたら楽勝。無事抜けて休憩。

どん兵衛のせいで予定より到着時間が遅れる可能性あるからと、ここで念の為ヘッデン装着して再スタート!

双六小屋がなかなか見えず、目の前の山を一つずつ超えていく。

まっさんの心配をよそに、私は調子がどんどん良くなってきてスイスイ登れる。

結果、明るいうちに双六小屋到着!!ウェーイ♪

f:id:KANAYOGA:20240820221731j:image疲れが一気に飛ぶくらいの眺め。最高か!

急いでテントを張るまっさんのお手伝い。

テント運んでない私が大きいテント、運んだまっさんが小さいテントf:id:KANAYOGA:20240820232219j:imageレディーファーストww

枕付きマット&冬用シュラフもゲットでご機嫌。
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テント2つ運んでくれた人はwwf:id:KANAYOGA:20240817161436j:image

20kgオーバーの荷物をしっかり体感して有り難く大きいテントをお借りした。f:id:KANAYOGA:20240820232636j:image

日が落ちると真っ暗。

山の夜は何もする事がない。私はオニオンスープ、まっさんはビールを飲んで20時就寝。

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テントで寝れんと思うし、なんなら隣のテントからいびき聞こえて無理やわ。長い夜になる〜

と言ってテントに入った。

意識が飛び、次、目が覚めたのが3:50!

かなり疲れてたのか⁈いつもより爆睡しとるw

目もブチ腫れてた。

寒くて何度も起きてたまっさんが、隣のテントからいびき聞こえてきたけど…と言われたけど、私のテントやないと思う。

とにかくテントが暖かくて寝心地最高だった事は覚えてる。

朝焼けを見ながらコーヒー飲んだ。f:id:KANAYOGA:20240820233555j:image

テントを片付け、直ぐに下山準備。

ほぼ下りなので楽勝〜♪と思って5時過ぎ双六小屋を出発。景色を楽しむ余裕あり。
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ただ、下りは怪我をしたくないのでかなり神経を使うので疲れる。
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なので、休憩入れてもらいながら、写真を撮ったり、もぐもぐタイムしたりした。鏡池キレイ。
f:id:KANAYOGA:20240817161420j:image4時間くらい下ってたら流石に疲れる。登りの方に道を譲る時に止まると、膝が笑う。最初はそれを地震⁉️と勘違いし、自分の膝が笑ってることに気づいてなかったw
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ゴツゴツした岩の下りを10km くらい下り終え林道に出た。

終わりが見えて来た事にホッとして、ワサビ平小屋でカレーを食べた。ペロリ。
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11:30頃、新穂高バスターミナルに到着!予定より早いバスに乗れて、さわんどバスターミナルに無事戻ってこれた。

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なかなかハードな山行でしたが無事下山。f:id:KANAYOGA:20240817161405j:image

念願の北アルプスデビューをさせてくれた、まっさんに感謝です。

聞くと今回のコースはなかなかハードなスケジュールだったようです。槍ヶ岳から双六小屋は行けない可能性もあると、他のバージョンも考えてたと言われました。

いつも厳しめなまっさん練⛰️を頑張ってきてたので、私としては想定の範囲内でしたw強くなったぞ!!

それに、今回TJARの選手、スタッフの皆様を近くで応援、お話させていただいたこともかなり刺激的でした。

 

サングラスを忘れたり、テントを自分で運べてないし、まだまだ1人で北アルプスは無理ですが、そこには私の知らない世界が広がっていて、今後の新しい目標ができました^_^f:id:KANAYOGA:20240817161433j:image

自分の通ったルートを地図で確認することも大切だ!といつも言われてるので、今回も地図で復習しました。
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控えめに言って…

槍ヶ岳、双六小屋…

北アルプスは、最高かよ!!