湘南国際マラソン2019でサブ340!~攻めの30㎞

 

『やった!やったよぉー!!』

私は叫びながらゴールした。

声を出して思いっきり泣いた。

ふと前を見たら。

目の前で男性2人が大粒の涙を流していた。

一瞬何がおこったのか分からなかった。。

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2019/12/01 快晴

 

私は朝からたまらなく緊張していた。

 

水戸、横浜と比べものにならないくらいに。

 

大磯ロングビーチに到着後、トイレを済ませ、着替えをし、集合場所へ。

みんなに会うと

 

『カナセンセ、スタート前からなんか疲れてませんか?』

 

なんて言われてしまう。

無理矢理笑顔を作ってみんなと集合写真。

顔がひきつってる?!笑

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(うっちーさん、キラさん、まっくさん、トマスちゃん、全力ちゃん)

 

いつもの緊張とは違う緊張。

理由はコレ↓↓↓

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ふらっとさんからの有難いアドバイス。 

 

『本番でないと自分の限界は分かりにくいと思います。失敗しても以後の練習や次のレースに生かせばよいので攻めでOK。頑張って‼️』

 

このコメントをいただいて、スタートして身体の調子が良ければ湘南は少し攻めの走りをしてみようかと思っていた。

 

フルマラソンのレース経験の少なかった私は

練習の感じからギリギリの目標タイムを設定し、そのタイムをクリアできるペースを守る走りしをしていた。

オーバーペースで走ってしまうと終盤に地獄を見ると言われるフルマラソン

「前半の貯金は後半の大借金」

怖くてどーしても前半ペースを上げれない。

レース後、もしかするともうちょっと上げれてたのか?なんて思うこともあったりした。

でも、少しずつ無理のない目標設定をクリアすることで、私は自信をつけていけたので、水戸、横浜は湘南に向けた良い練習になっていたのは確実だった。

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そして、本命にしていた湘南国際マラソン

体調もお天気も良好。

 

やってみよう!! 

失敗しても次の静岡に生かせばいい!!

自分との戦いに挑戦してみよう!! 

 

そんな気持ちになっていた。

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スタート前~号砲

かなり余裕を持ってスタートブロックに並んだ。

横浜のスタート前はひたすらヨガの胸式呼吸をして精神統一していたので、今回も。

自分の呼吸音を聞きながら集中していく。

あっという間にスタート時間の9時になった。

どんな42.195㎞になるのか、不安と緊張と色々な感情のまま…

 

さぁ~スタートだ!!

 

スタート~10㎞

風があり身体が暖まるまでカッパも手袋もつけたまま、Cブロックだった私は号砲から3分39秒後にスタートゲート通過。

横浜で比較的コースの端を通れば流れて行くことをお勉強した私は、コースの端をすり抜けラン。

湘南はキャパオーバーと言われるだけあって、本当に大渋滞。

普通に走れるかな?!って思ったのが4㎞あたり。 

時計はキロ5を切ったり切らなかったりで予定の508を上回るペース。

攻めの走りを…なんて思っていたけど、実際は怖い。たまらなく怖い。

落とそうか、このまま行くか迷いに迷う。

冷静に身体を観察した。

呼吸もキツくないし、このまま慎重にいってみることに。

淡々と肩の力を抜いて走る。

途中、後ろからまっくさんがおトイレタイムをしてたようで、突然現れて少しお話をして抜いて行った。 びっくりした。

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11㎞~20㎞

10㎞過ぎたあたりにDEGさんが応援に来てくれているはずなのに見つけられない。

色の黒い人を見つけようと沿道を見ていたが、見つからない。

DEGさん寝坊したのかな?そう思った。

ひたすら呼吸がキツくないギリギリで巡航。

15㎞地点でヨガの弟子のおーさん発見!!

 

『おーい!おーーさーーん!』

 

横浜の時同様、満面のおースマイル。

 

『暑いから給水しっかりね。大丈夫!いけるよ!がんばれー!』

 

おーさんと会えて緊張が解れ、やっとここで笑顔になり身体が軽くなった。

その後、直ぐにスライドでうっちーさん発見。

集団を引っ張りながら余裕な笑顔。

 

『うっちー!!』

 

思わず声がでちゃって、ヤバッ邪魔しちゃった…と思っていたら

 

『おっ!カナセンセ!ファイト!』

 

お返事してくれた。

この日うっちーさんは風邪を拗らせ体調万全じゃなかったのに、スゴいタイムでゴールしていた。

マジで意味が分からないレベル。笑

その後、大吉さん、katsuさん、トマスちゃん、のちぼうさん、全力ちゃんとスライド。

(まっくさんを見つけることが出来なかった)

私、頑張ってるでしょ!?とアっピールするようにみんなに手を振った。笑

なんだか、知り合いを見つけるとスピードが上がる。

江ノ島の折り返し。

応援もたくさん。

ここでNozomiさん発見。お顔かわいいのに、沿道の柵に箱乗り状態でパワフルな応援をもらう。

 

『カナセンセ、ナイスラン!!ファイトー!!』

 

『ありがとう♪頑張るぅ~!』

 

よーーーし。まだ呼吸も脚も余裕ある。

このまま、行けるところまで行こう!そう決めた。

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21㎞~30㎞

この区間は防風林で日陰があったのでなるべく端を走る。

ちょっと前から同じペースで隣を走る男性がいることに気づいていた。

途中突然話かけられた。

 

『同じペースですよね?何分目指してるんですか?』

 

『私は340カット目指してて、今、少し貯金ありですよ。』

 

『僕も同じくらい目指してます!』

 

『あ、私はスタートはCブロックですよ。何ブロックですか?』

 

『Bブロックです…』

 

『じゃ、もうちょっと頑張って!!』

 

そんなやり取りをしながら、その男性は35㎞ポイントまで隣を並走。

そこから、落ちていっちゃったので…結果はどーだったのかな?

 

30㎞ポイントに、またおーさん発見(^^)

 

『あそこにDEGさんいるよ!給水ちゃんと取って。キツイけどここから粘るよ。行けるから!』

 

『わかった!!絶対粘る!!』

 

数秒の間に的確な応援で背中を押してくれる。

おーさんはマジ神だな。

つくばの応援では、大声で名前をひたすら叫ぶしか出来なかった私。

その応援の声かけ見習いたいな…そう思った。

10㎞で会えなかったDEGさんにここで会えた!

高級なカメラを構えて笑顔だった。

可愛く撮ってね、心でそう思った。

DEGさんありがとう♪

 

その時の写真がこちら。

30㎞まだしっかり姿勢は保ててる。f:id:KANAYOGA:20191202195219j:image

約束通りこのポーズでも。笑

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ぺたちんの真似して忍者ポーズ。笑

まだ笑える余裕があった。

本当に楽しかった。

ここまでは…

 

この後、あんな苦しさが待ってるとは知らずに。。

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今回のレポートは書きたいことたくさんなので…

この後の31㎞からゴール、全力ちゃん大吉さん号泣のワケは次回で。

 

つづく。。